気象庁が発表する沖縄県の気温は、例えば那覇市では最低気温が1月で19℃前後、最高気温が8月で30℃強となっています。冬と夏の温度差が10℃ちょっとですから、1年を通じて温暖な気候だと言えるでしょう。最高気温も東北地方より西に位置する各都道府県に比べると低めですので、夏場でも過ごしやすい気候であることは間違いないようです。
ただ、沖縄本島及び離島は熱帯・亜熱帯気候に属します。
蒸し暑さを伴う海洋性低気圧の影響を直接受けるため、訪れた人は実際の気温よりも体感的に高く感じてしまうかもしれません。
蒸し暑さは全国共通-夏場の沖縄県でポスティングに挑む人が覚えておきたい、数々の裏技をご紹介します。
目次
夏場のポスティングは工夫次第で大きく変わる
早朝やお昼頃に新聞配達員や郵便配達員が颯爽と風を切り、街中や住宅地を縦横無尽に駆け回る・・・そんな光景を日常でひんぱんに見かけませんか。
新聞配達はポスティング的に表現すれば指定配布、郵便配達は軒並み配布に相当します。
そして彼らは配達先を線(ルート)でつないだり、予め決められたルートをある一定の法則で走ったりと業務上で工夫を凝らし、1分1秒たりともムダをしないよう日々努力しています。
業種的によく似たポスティングだって、同じことが言えるのではないでしょうか。
うだるような夏の暑さに心が折れてポスティングを諦めてしまう前に、あなたのポスティングには改善の余地が大いにあるかもしれません。
雇用形態を業務委託に切り替える
もし勤め先のポスティング業者がアルバイト・業務委託両方の契約形態を採っている場合でしたら、アルバイト契約から業務委託契約に変更して時間の縛りを取り払うというのも立派な夏場対策になるでしょう。
アルバイトの場合、例えば朝の9時から夕方の5時までと労働時間がある程度決まっていますので、どうしても日差しがきつい時間帯のポスティングになりがちに。
一方、業務委託者になれば時間の融通が利きやすく、比較的涼しい時間帯にポスティングに携わることも可能です。
配布の時間帯を早朝と夕方に変える
投函の時間帯が昼間に指定されている配布案件は除きますが、比較的気温の低い早朝か気温が下がる夕方が夏場のポスティングにベストでしょう。
沖縄特有のカラッとした日差しとは無縁な日没から深夜にかけてポスティングする人も中にはいますが、基本的に夜は暗いので視界が悪くなり、意外と事故のリスクが上がります。
また女性にとっても夜は最も危険な時間帯。
特に深夜だと投函の音で地域住民からクレームが出ることがあり、ひどい場合だと不審者扱いされて警察に通報されることもあります。
あまりオススメできません。
集合住宅へのポスティングを中心にする
広告主やポスティング業者の理解と協力が必要ですが、例えば戸建て配布中心の方であれば、一時的に配布効率の良い集合住宅へのポスティングにシフトするのも良いでしょう。
配布エリアを絞り込んで移動時間と距離を減らす
配布がランダム配布の場合、配布先はある程度配布員の裁量が利きます。
例えば若者受けするチラシであれば、20代から30代の若年層が集まる国際通りや美浜アメリカンビレッジなどのショッピングスポット周辺の高層ビル群に絞るなど、チラシの種類によってポスティングに適したエリアを絞り込んでみましょう。
移動距離と活動時間に見合った成果が得られるかどうかをよく考えてみれば、広範囲にチラシを配らない選択肢だって取れるはずですよね。
三輪バイクを使って乗り降りの負担を減らす
ポスティングや新聞配達でよく見かける50ccクラスのスーパーカブやスクーター。
二輪バイクを停めるにはいちいちスタンドを立てる必要があり、中には配布先を1軒1軒回るポスティングでは煩わしく感じる人だっているかもしれません。
パーキングブレーキで固定する三輪バイクは乗りこなすには少しコツが必要ですが、スタンドを立てる必要がないため乗り降りの煩わしさがなくなり、ひいては時間短縮にも効果があります。
クーラーの効いた車を利用してポスティングする
ポスティングの乗り物としてメジャーな自転車やバイクにはクーラーがありません。
直射日光を浴びるためどうしても熱中症と向き合うことになるのですが、車を使用すれば熱中症の予防が可能です。
確かに車によるポスティングは、
① 燃料代や維持費がバイク以上に高額
② 沖縄を代表する商店街の平和通りや狭路の多い都心部中心など、地域の道路事情によって使用が制限されやすい
③ 駐車禁止のリスクが高い
などデメリットも多く、ポスティング手段としては難易度が高め。
ただ車にはエアコンが標準装備されていますので、車を保有していれば熱さ対策の面で大変有利でしょう。
出来れば配布エリアに近接するパーキングに車を止め、
予め積んだ折りたたみ式の自転車でポスティングしながら
休憩場所として涼しいマイカーを利用する・・・というのはいかがでしょうか。
左周り&時計回りポスティングを意識する
配布マップを渡されたら、あなたはどのような順番で回っていますか。
手当たり次第・・・もいいのですが、回り方(ルーティング)をしっかり考えれば、よりポスティングの効率が上がります。
ポスティングの回り方のルールとしては左回りと時計(反時計)回りの2つがあります。
具体的には左回りで番地内の物件を総当たりし、それぞれの丁目をつなぎ合わせながら時計(反時計)回りにポスティングしていけば、やみくもに回るよりもはるかに移動時間や労力のムダが省けます。
その他にも大通り沿いにエリアを2~4分割し、こちらも左回りで総当たりポスティングする方法もオススメ。
夏場のポスティングは時間との闘いです。
うだるような暑さに打ち克ち、挫けそうになる自分の弱さと向き合うこともしばしば。
やり方を少し変えるだけで結果はガラリと変わりますから、簡単に諦めないで最適な工夫を見つけていきましょう!