夏の平均気温が30度近くまで達する沖縄県をはじめ、日差しが厳しい夏場のポスティングは日射病や熱中症のリスクが1年を通じて最も高く、色々と対策を取らなければ実に危険です。
そこで沖縄の炎天下でポスティングをする人に欠かせない、日射病・熱中症対策に必要なアイテムをウォーキングと自転車やバイク、それぞれ7つずつ取り上げてみました。
目次
ウォーキングをしてポスティングをする場合
普段私たちが身に着けているものやスーパー・通販で販売されている夏用グッズで日射病・熱中症対策は十分可能です。
帽子
日射病から自分の頭を守る帽子はポスティングだけでなく、外出時でも夏場の必需品。
中でも女性が被るようなつば付きハットや後頭部を覆うような帽子(ネックシェード)がポスティング時にはベターです。
首筋を厳しい日差しから保護して体温上昇を抑え、熱中症予防にも役立ちますよ。
長袖シャツ・ズボン
素肌を長時間直射日光に晒すと体力が奪われ、ポスティング中に体がだるくなったり、ひどい場合だと息切れしたりしかねません。
最初は長袖の中で熱がこもり、不快に感じるかもしれませんがそれも慣れるまでの辛抱。
汗っかきの人は替えのシャツやズボンを何枚か用意するのもいいかもしれませんね。
リュックサック
リュックサックも夏場に用意したいアイテムの一つ。
替えのシャツやズボン、以下後述する4つのアイテムを入れるのに使用します。
ウォーキングでのポスティングは1軒1軒粘り強く、コンスタントに配布する必要がありますので身軽さと持久力が最大のポイント。
自転車やバイクでのポスティングに比べるとスタミナ勝負と言えるでしょう。
タオル2枚
タオルも夏場の必需品です。1枚を汗拭きに使用し、もう1枚を首周りに巻き付けるように使用します。
ここでのポイントは必ず使い分けることで、汗拭きと首巻き用を混同してしまうとタオルそのものが汗臭くなり、とても不快です。
尚、先述の帽子を被っていれば、タオルは汗拭き用1枚でもOKです。
スポーツ飲料
夏場のポスティングでの水分補給はまさに命綱と言えるでしょう。
炎天下に晒されると大量の汗が出ますが、汗をかくことで体温調整が図られて健康でいられます。
でも大量の汗には塩分が含まれていて、お茶やコーヒーでは体外に出てしまった塩分を補うことが出来ません。
そこで体内の水分とほぼ同じ成分のスポーツ飲料は特にオススメです。
大量に汗をかいた時は摂りすぎない程度に必ず塩分を補給しましょう。
凍結水
大きめのペットボトルで水を凍結させ、外気で溶かしながら使用します。
飲用以外に首巻きタオルを濡らし、ほてった後頭部や首筋を冷やすのが主な目的です。
首筋に手を当てた時、熱を持っていればそれは熱中症のサイン。
熱中症は発汗で上昇した体熱が首筋にこもる症状ですので、首筋を冷やせば熱中症に掛かるリスクが軽減します。
冷却用シート
首巻きタオルや凍結水以外にも、熱ピタシートのような冷却剤も有効でしょう。
額や首筋、腕や足に貼って熱をうまく放出させます。
夏場は日差しの厳しい時間帯でのポスティングは極力避け、比較的涼しい早朝や日没前の夕方など、気温の下がる時間帯に行うようにしましょう。
自転車やバイクでポスティングをする場合
乗り物を使用するポスティングの場合、風を受けて走るため1軒から1軒までの移動中に体を少しでも冷やせるのがメリットです。
その反面、那覇市内でも配布エリアが拡大して長時間配布になり、かえって日射病や熱中症のリスクが増大する可能性は十分にあります。
以下7つのアイテムが夏場のポスティングを乗り切るカギとなるでしょう。
帽子・ヘルメット
自転車の場合は後頭部や首筋を覆う帽子(ネックシェード)がベストです。
バイクの場合はキャップ式のヘルメットや後頭部を覆うバイザー仕様のものがオススメ。フルフェイス仕様の場合は通気性の良いものを選びましょう。
長袖シャツ・ズボン
自転車に乗ってスリーブレスや短パンでポスティング、そんな人はいませんか?
時間が経てば直射日光で体力は削られていきますので通気性の良い長袖シャツや長ズボンを身に着け、体力温存に努めましょう。
タオル2~3枚
汗拭き用と冷水で濡らした首巻き用にタオルを数枚用意します。
首巻き用タオルの代用品として熱ピタシートなどの冷却用シートでもOKです。
タオルは長めのものが使いやすいでしょう。
スポーツ飲料
夏場に限らず人間は1日当たり2~3リットル以上の水分補給が必要だと言われており、失われた水分と塩分の補給に体内の水分組成に近いスポーツドリンクはまさにうってつけです。
猛烈なのどの渇きは深刻な脱水症状のサイン、こまめな水分補給を心がけてくださいね。
補完用として塩飴を常備するのも一手ですが、糖分や塩分の取り過ぎは控えましょう。
凍結水
予め凍らせた水は外気に晒しながら飲用に、または後頭部や首筋を保護する首巻きタオルを濡らすのに使用します。体の内と外から冷やしつつ、こまめに水分補給を行いましょう。
もう1枚タオルを用意して肌が露出した部分を冷水で拭けば保湿効果が生まれ、直射日光のダメージを軽減できるのであせも防止やUV対策にもなりますよ。
何より、熱風が涼しく感じられて快適の一言!
カフェイン入り飲料(コーラなど)
個人差はありますが、いずれの夏場対策を取っても軽い頭痛に見舞われた場合、カフェイン入りのコーラを飲むと症状が緩和されることがあります。
必需品ではありませんが、予備知識として参考にしてください。
冷却用シート
熱がたまりやすい露出した体の部位に冷却用シートを貼り、熱(気化熱)をうまく発散させる使い方もグッドでしょう。
冷却用シート以外にも制汗スプレー・制汗シートなどを利用する方法もあります。汗を抑えると言っても全部の汗腺(汗が出る場所)を塞ぐわけではありませんから、導入の余地はありそうですね。
亜熱帯気候に属し、夏が長い沖縄の日差しは想像を絶するものがありますが、夏場のポスティングは日射病や熱中症のリスクが高く、色々と対策を取らなければ危険が伴います。
また、ウォーキング以上に配布効率が求められる自転車やバイクのポスティング。
汗をいっぱい出すことで失われた水分や塩分をこまめに補充する・・・これを夏場のポスティングでは心がけましょう。