那覇市を中心に高層マンションの建設ラッシュに沸く昨今の沖縄県。
戸建て配布から集合配布主体にと、ポスティングの在り方も次第に様変わりしつつあります。
新規の配布エリアが決まるたびにマップを新調するのは大変ですが、わざわざ既存エリアのマップをいちいちコピーしていては、まさに「時間と労力とお金のムダ使い」。
ここは1つ、使用済みマップの再利用法を考えてみましょう。
マップに物件に関する附帯情報を細かく記入し、長く使い回すという手は如何でしょうか?
支給された使用済みマップを最大限に活用し、収入面でライバルとの差がつくオリジナルマップ作りのコツを伝授します。
目次
支給された使用済みマップ、あなたはあっさりと捨てていませんか?
広告主やポスティング業者から支給される配布用マップには、配布先が〇や囲いでマーキングされているだけで、実に素気ないものかもしれません。
マーキングされた物件への投函が全て完了すれば、その日のポスティングは終了になるのですが、大半の人は使用済みマップをそのまま廃棄しているものと思います。
でも、ちょっと待ってください。
道路地図や住宅地図って、沖縄県那覇市を網羅するだけでも新都心地区、小禄金城地区、松山地区、泊地区などといくつにも分かれています。
その上で地区ごとに地図を全て揃えるとなると、例えば住宅地図のパイオニア、ゼンリンの場合は1冊1万円以上しますから、とんでもない出費に!
でも、ポスティング時には、わざわざ広告主やポスティング業者が何らかの形で、配布エリアに応じた地区別のマップを支給してくれるのですから、これを利用しない手はありませんよね!
まずは使用済みマップを最大限に活用する方法について取り上げてみましょう。
使用済みマップはまさに宝の山!捨てるなんてもったいない!
配布先がマーキングされただけのマップは真っ白な、ただの大きな紙に過ぎません。
問題は配布後に、マップをどのように活用するかで投函員の力量や収入面が大きく左右される点です。
多少面倒くさいかもしれませんがポスティング中、業務に関係する情報を細かく書き込むクセをまずは身につけていきましょう。
活用方法を工夫すれば、物件ごとにニーズのあるチラシを選別して投函し、反響率引いては成約率を上げる事だって十分可能です。
ひたすらムダを省いて時間効率を高め、余った時間を全て投函に充てることで自然に収入が上がっていく・・・これがポスティングの世界です。
そういう意味で使用済みマップは宝の山を呼び込んでくれる存在、捨てるのは実に「もったいない」!
とにかく情報量の多さで配布のムダを省く
使用済みマップには、戸建住宅であれば「住人の留守が多い」「犬を屋外に放している」「チラシ禁止の有無」。
集合住宅であれば「管理人の常駐有無」「集合ポストの戸数」。
商店・法人ビルであれば「テナントの実数」「企業の主な業種」「開業・営業時間」などのリアルタイムな情報を書き込んでいきます。
以下、物件の形態に応じて手に入れておきたい情報をまとめてみました。
ご参考ください。
戸建住宅で書き込みたい情報例
- 住人は留守が多いかどうか(留守が多ければRなどと記入)
- 庭先などに気性の荒い犬を放し飼いにしているかどうか(そのような犬がいればBDなどと記入)
- チラシ投函禁止を謳っているかどうか(謳っていれば×などと記入)
集合住宅で書き込みたい情報例
- 玄関(入口)の場所(物件ごとに入口が違うので、入口に当たる場所に「|」などと書き入れる)
- 物件に管理会社や管理会社から派遣された管理人、大家が常駐しているかどうか(常駐ならJなどと記入)
- 集合ポストの場所(正面入り口付近、物件の裏側、右横・左横などに分けて〇や矢印を書き入れる)
- 集合ポストの総戸数(管理人・管理会社・アンケート回収ポストなどを除き、物件に住む世帯数を記入)
- チラシ投函禁止の程度(通常の投函禁止の場合は×、回収・罰金・警察への通報などを謳っている場合は×!などと記入)
商店・法人ビルで書き込みたい情報例
- ポストの所在地と投函禁止の有無(警備室のすぐ側にあり、物件サイドの何らかの規約で投函が難しい場合はK×などと記入)
- テナントを借りている企業の業種(分かる範囲で可。後のオリジナルマップ作成時に必要)
- 企業が借りているテナントの実数(必要な情報はテナントの総数ではなく、実際に借りている企業の総数)
例えば那覇市の真嘉比古島エリアで久しぶりにポスティングする際、「この物件は投函禁止」などとマーキングされた使用済みマップを予め持参しておけば、ムダに1件ずつ回る必要がなくなりますよね?
そうすればムダのない、スムーズな投函が行えるはずです。
マップへの書き込みはボールペンなどではなく、鉛筆で
使用済みマップに情報を書き込む場合、油性のボールペンやマジックペンではなく、必ず鉛筆かシャープペンシルを使いましょう。
間違った情報を書き込んだ場合、油性だと消せなくなりますから、消しゴムで消せるもので書き込んでくださいね。
自分だけの配布用マップを作成してライバルに差をつけよう!
使用済みマップにあらかた情報を記入したら、いよいよ自分だけのオリジナルマップ作成の開始です。
ですが、その前にまだやるべき作業が残っています。
まずはそこからご説明します。
最終準備①戸建て・集合・商店法人ごとに色分けする
情報を書き込む際は鉛筆やシャープペンシルを使用しますが、物件そのものをマーキングする場合だけ、油性のボールペンやマジックペンで色分けします。
これは、物件と物件の建ち位置やつながりを確認するために必要な作業です。
さらには、食品・美容・不動産などチラシの種類別に投函先を選別する上でも大いに役立ちます。
具体的には戸建住宅を黄色、集合住宅を青色、商店・法人ビルを赤色・・・という風にカラーペンで輪郭を囲います。
最終準備②配布先新築物件の記入はこまめに行う
既存物件だけでなく、新築物件の情報も順次盛り込みましょう。
高額な不動産を購入した新居者や、賃貸住宅に住み替えて生活物資をあらかた揃え直した居住者が、新たにポスティングのターゲットになる時とは・・・?
それは一定期間が経過して消費意欲が回復した頃ですので、本番に備えて附帯情報をどんどん書き込んでいきましょう。
仕上げ①町や村単位でマップを繋げ、あまり拡げすぎない工夫を
この時点に差し掛かると、事前準備的なマップへの書き込みはあらかた終わっていることでしょう。
これからいよいよ仕上げです。
まずは使用済みマップを番号順につなげていきましょう。
この時に注意したいのは、あまり繋げすぎない事。
あまりにも大きなマップを作ってしまうと見た目が煩雑になるだけでなく、現場で拡げるのに一苦労します。
大きくてもタテ720mm、ヨコ1030mmのB1サイズくらいに留め、出来るだけ町・村などの最小単位でつなげてください。
仕上げ②広域mapならぬ狭域mapの完成
町・村が広範囲に及んでマップが巨大化する場合は、思い切って分割しましょう。
またはクリアファイルで使用済みマップを地勢的・方向別に収納し、あえて繋げないという手もあります。
あなたがやりやすい方法で・・・そうすれば広域mapならぬ狭域mapの完成です。
まとめ
このオリジナルマップ、実は投函員の裁量が大きいランダム配布時に絶大な効果を発揮します。
とにかくターゲットが絞れているのですから、比較的短時間かつ効率の良いポスティングが可能です。
さらには広告主やポスティング業者から感謝され、反響率の高さから成約に結びついて報奨金、慰労金などの名目で臨時ボーナスが支給されれば、あなたの努力もきっと報われることでしょう。
使用済みだからといって直ちにポイするのではなく、活きた情報源としてマップを再利用してみては如何でしょうか?
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